スイカのタネはなぜ散らばっているのか
スイカが最高に美味しい季節です。
来た来たー!
一気に食べ過ぎて寒くなるんですが、それもまた良い。
この赤い色、そしてなぜこの緑と黒の縞々なのか。
この暑い時期にたっぷり水分を含み、甘くて、そして大量のタネが入っている。
不思議な植物です。
三角錐にカットしてかぶりつく時もあれば、
サイコロ状にカットしてお箸で種を取ってから食べたり、
小玉すいかの時は、スプーンですくってって時も。
どれが一番いいのかなー?
種を出しながら食べるのも、
カットしながら種を取り出して食べるのも、
これが夏の風物詩というか、そう悪くないな、って思うのですが、
今から10年前くらいですかね。
種ごとボリボリボリー!と食べる人に出会ったんですよ。
「スイカの種はめんどくさいから、いつもそのまま食べてる」って言ってましたね。
シャクシャク音と共に、ポリポリ、ボリボリ音がしていましたよ。
一定数居るんでしょうか??
あるものだと思ってきましたが、
種が無いなら、その方が食べやすいかも。
めちゃくちゃいっぱい入ってるし、
メロンみたいに真ん中に集中せずに散らばってあるし。
種なしスイカもあるにはあるけれど、
ちょっとスカスカのに当たる確率が高い気がする。
なんてことを考えていたら、
本屋さんで私にぴったりな本と出会いました。
『スイカのタネはなぜ散らばっているのか』
稲垣栄洋著
西本眞理子絵
これだ!
まさに私が知りたいこと、これやーん!
なるほどなるほど、スイカなりの繁殖戦略があるのだな、と思わせられました。
種が多いのも仕方ないな。
これからもスイカの種とは付き合っていくよ。
他にも、ニンジンの種はとげとげだ、とか、
なぜコーヒー豆にはカフェインが含まれるのか、とか、
植物たちの戦略に、いやぁすごいなぁと。
絵も素敵でした。
そういえば、種がゴマのようなスイカが出回り始めたようなので、
この夏のうちに一度食べてみたい!
種はプチプチっとして気にならず、そのまま食べられるみたいです。
夢のよう。
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