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大橋梓

餅茶



中国のお土産、プーアール茶をおすそ分けしてもらいまして。


プーアール茶といえば、飲茶へ行ったときに出してもらうお茶。


かなり黒っぽいお茶で、濃い木のような香りがして、


飲むとすっきり口の中がリセットされて、


またエビ饅頭やら、小さい豚まん、小籠包、桃饅頭…と、


また食べられるようになってしまう、あの魔法のお茶です。


好きなんだけど、お店で、お茶になって注がれた状態でしか見たことがない。


お茶葉(おちゃっぱ)の状態を知らなかったんです。


知らなかったので、ですね。





平べったい箱に、レコードを一回り小さくしたくらいの大きさの茶葉の塊が入っている、


この光景に、おったまげー!です。


なに茶でも、茶葉というものは袋か缶に入っている、


と思い込んでいるので、


薄紙に包まれた「茶葉円盤」に、しばしフリーズ。


これは餅茶(へいちゃ)という形状みたいですね。


この餅茶状態から、どうやってお茶を淹れればよいのか…?


かちこちに固まっているので、つまむこともできない。


アイスピック(私は持ってないので目打ちで)でほぐすと、


よく知っている茶葉の形状になる、ということだったので、


ちょっとホジホジして、ようやくティーポットへ入れることができました。


プーアール茶刀という専門の道具もあるようだ…。


この塊のまま、飲みたい分だけほぐすのか、


全部ほぐしちゃって、缶に詰め替え保存なのか、迷うところです。


かわいいティーキャニスターに出会い次第、


詰め替えようかな。





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